「前回」予告したように、今回は、「CMSについて」です。
CMSとは、「コンテンツマネジメントシステム」(Contents Management System)の頭文字を取ったもので、一言でいうと、コンテンツを一元管理する仕組みです。
例えば、ホームページカテゴリの一番最初の「インターネットの移り変わり」記事をアップする場合を考えてみましょう。
記事が、まとまったので、ホームページ上で公開したいと考えます。
CMSがない状態で、サーバーにアップしようと思うと、まず、ホームページビルダーやワープロ、または、プログラム制作とかに使用するエディターを使ってHTMLで書く等して、コンテンツを作成しないといけません。
そして、出来上がったコンテンツ一式を、ftpソフトを利用しアップロードして、手元のパソコンのブラウザーで確認するといった事を行います。
しかし、内容に間違いがあったりすると、このまま公開していては、まずいので、一旦、削除して、そして、手元のHTMLファイルを修正して、再度、アップ・・・
考えただけでも、大変そうですね。
ましてや、企業とかだったりすると、途中、上司の許可とかをもらったりといった場合もあるので、間違った場合は、さらに、大変そうです。
そして、次の記事を作る場合にも、ホームページ自体のデザインを、引き継ぐ為に、以前のものから一部、コピー&ペーストしたり、既にアップしている、以前のものも、内容は変わらないのだが、一部、リンク先が変わったりとかで、変更したり・・・
ホームページビルダーとかで作れば、ftpの機能も持っていますので、多少は、楽かもしれません。
それでも、記事が増えてくると、以前のものと新しいものとが混在してきて、これは、アップした、これは書きかけ、上司の許可待ち、などといった事の管理が、かなり大変です。
そこで、CMSの登場です。
記事の入力は、ブラウザー上で行い、
- 入力者だけが記事を見れるモード
- あるグループに公開するモード
- 全ての人に公開するモード
といった事も可能なので、上であげた、記事に間違いがあった場合は、一度非公開にし上司に再度確認してもらい、上司が公開作業をするといった流れも、対応可能です。
SEO対策的にも、優れている傾向にあります。
但し、良い事ばかりでもなく、初期導入の敷居が高く、初期コスト(人のコストも含む)も大きくなる傾向にあります。
1ページ単位で、記事を増やしていくページ、日々、記事が増えていくページ、本のように、書いた順番に増えていくページ、逆に、ブログ記事のように、新しい順で並ぶページなど、最初に、きちんと設計する必要があります。
ただ、こちらについては、CMSを使わなくても、きちんと最初に考えた方が良い事ではありますが・・・
最初の敷居が高いので、初期導入は、業者に依頼して、運用は、出来るだけ、自分たちで、行えるような調整の依頼をして頂くのが、一番最適だと思います。